東南アジアM&A解説シリーズ Vol.3: インドネシアM&A概況と特徴、M&Aのメリットと実例

「東南アジアM&A解説シリーズ」では、現地に常駐するASEANに特化したM&Aの専門家が、買いニーズがある日本企業様に向けに、検討すべき点や注意すべき点などの有用な情報を発信することを目的としています。
第3回では、M&Aのうち、インドネシアM&A概況と特徴、M&Aのメリット、実例について解説します。


1. インドネシアにおけるM&A件数推移

2019年7月-12月におけるインドネシアのM&A件数は17件でした。ASEAN全体では162件ですので約10.5%がインドネシアということになります。金額ベースで見た場合は、約US$41.2億とASEAN全体の約18.4%を占めています。

2. インドネシアのM&A特徴

インドネシアはどちらかと言うと自国保護が強く、規制の壁が高いと言えます。(JETROが発表しているネガティブリスト
シンガポールなどの国と比べた場合、法整備も発展途上ですので、公的機関とのコネクションなどもスムーズに話を進めていく上で、まだまだ重要な部分です。

外国人だと上手くいかなったことが、現地パートナーがどこかに電話一本を入れると一気に手続が片付いた、なんてことも実務上、頻繁にある国です。

3. インドネシアのM&Aメリット

インドネシアM&Aのメリットは何と言っても世界第4位の人口でしょう。
経済発展に伴い中間所得者層も増加し、国内消費が非常に活発です。

親日的な国で、日本ブランドや日系企業へのイメージも非常に良いです。
相対的な賃金の安さから、生産拠点としても魅力があります。

4. インドネシアでのM&Aを検討中の企業様

弊社では、シンガポールはもちろんのこと、インドネシア、ベトナムの売り案件も取り揃えております。東南アジアへのM&Aという手法を使っての、進出、事業拡大にご興味のある日系企業様、「買い」側のM&Aアドバイザー様はお気軽にご連絡をください。

弊社のM&Aアドバイザリーサービスをご利用いただくことで、クロスボーダーM&Aを進める際、「売」企業様とのコミュニケーションが日本語で可能です。

弊社は日系として数少ないベトナムのM&A「売」企業を専門に扱うM&Aアドバイザリーサービスを提供しております。シンガポールの地にて2010年8月に創業をしたGlobal Gateway Advisorsという日系コンサルティングファームです。(M&Aアドバイザリーだけではなく、海外進出アドバイザリー、会計事務所の機能も持っています。)
弊社は、日本企業のM&Aによるインドネシア進出を促進するために、ベトナム現地の売り案件企業の発掘を愚直に実行しています。

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