2023年8月、政府は、職場公平法(Workplace Fairness Legislation)に関する三者委員会の最終提言書を受諾しました。2024年中に、職場での公平な採用・雇用慣行を定めた「職場公平法(Workplace Fairness Legislation)」の法制化が予定されています。
皆様もよくご存じのMyCareersFuture求人広告やFCFウォッチリストの根拠規定となる Tripartite Guidelines on Fair Employment Practices (公平な雇用に関するガイドライン)は、あくまで雇用法を「補完」する規定という立ち位置であり、その違反に対しては2年間の就労ビザの発給停止、2万ドルの罰金かその両方というペナルティのみ用意されているのが現状です。しかし、より強い強制力を持つ職場公平法が施行されることにより、雇用法に並ぶ法律として、違反の種類や深刻度等を鑑みて裁かれるようになります。シンガポールにおいては断固として職場差別を許さないという政府の真剣度が表れた法制化です。
本「Workplace Fairness準備パッケージ」は、弊社がこれまで多くの企業様の公平な雇用慣行導入をご支援してきた経験を元に、職場公平法施行までに企業が準備すべきことをまとめた規定・テンプレート集です。
職場公平法施行により、社内のフェアエンプロイメントポリシー(公平な雇用に関するポリシー)を正式に制度化する事が必要になります。そこで、本準備パッケージには、職場公平法理解のポイントをまとめた導入の手引きと社内ポリシー作成のポイントが記載されたテンプレートが含まれています。
本パッケージをお使いいただく事で、貴社独自のオペレーションに即した職場公平法法制化に向けた準備を手軽にスタートいただけます。実際の法律が施行された際に最終的な微調整は必要となりますが、社内で制度やポリシーの作成が進んでいないものについては、制度化に向けた下準備や関係者様の研修に是非ご活用ください。